伝えたい想い

主宰たはらひろやが出演したヴァカーエンターテイメント「チェンジオブワールド」観劇してきました。


もう終演したのですが、再演する機会もあると思うのでネタバレしない程度に感想を。

ストーリーは高校生のクラスメイト間のいじめ、それを取り巻く仲間たちの気持ちの移り変わりを表現した生々しいお芝居でした。

いじめる側の番長といじめられる側の優等生がある日突然、身体と心が入れ替わってしまう。お互いの立場を知ってしまった時、二人はどうなるのか?みたいな展開が面白可笑しく進んでいきます。

男女が入れ替わる設定はドラマや映画等でよくありますが、学園のいじめ問題では初めてでワクワクしながら観ました。


たはらひろやは彼らを取り巻く仲間?の一人で時には笑いを誘い、逆に悪意を振りまく嫌な面をも見せる役どころで流石の存在感でした。


近年、恋愛ものより社会問題を扱う芝居が増えてきた気がします。

現代の日本では、学生運動やデモで伝えたい想いを表現する光景が減ってきた代わりに表現手段の一つとして演劇があるのは誇らしい感じがします。

±0も、旗揚げから社会問題に焦点を当てた公演を続けています。この想いを一人でも多くの人に伝えられるように日々精進していきたいと思います。