私の好きな古典劇の台詞に
「言葉は宙に舞い、思いは地に残る」
というものがありますが、これを同情の余地のない悪役が途方に暮れながらも開き直ったかのように口にするのですね。
何度みても色々な解釈が出来うるのですが、たしかに言葉というものは軽いというか、虚しいものだからこそ契約書やら証書があるわけで。
一方で、言葉なしには文学も映画も、もちろん歌も成立しないわけでして…コミュニケーションのツールである言葉を芸術にするべく人間って昔から悪戦苦闘してきたのですね。