古典、ルーツ

こんにちは!古川です。


5月30日に私が出演した恣演「オイディプス」ですが、原作は約1500年前に書かれたギリシャの戯曲です。


テーバイの王オイディプスは、国に災いをもたらした先王殺害犯を追及する。

が、実はその殺害犯は自分でありしかも実の母と交わって子をもうけていた事実を知るに至って自ら目を潰し、王位を退くまでを描いてます。

私の役は芝居のラストに登場して、出生と先王殺害の秘密をオイディプスに知らせる羊飼いでした。


まるで現代のエロとサスペンス劇の元になっているようなストーリーですよね。

100年以上前の海外戯曲を総じて古典演劇と呼びます。近くは約120年前のロシアのチェーホフ、400年前のイギリスのシェイクスピアが有名ですが、いずれの戯曲も現代劇のルーツになっていると思われます。


「ロミオとジュリエット」は障害を乗り越え惹かれあう男女の恋愛劇のベースになっています。

演じる側、観る側ともに改めて演劇のルーツである古典演劇にたち戻るのも面白いのかもしれません。


±0も3月にチェーホフの「熊」を上演しました。「桜の園」は近年メジャーな劇団によって度々上演されています。


これからも、なにかの折に古典演劇に触れる機会を求めたいと思います。